禁煙方法まとめ

禁煙をするときに最も問題になるのが禁煙の失敗です。
禁煙の失敗は実は禁煙のやり方に原因があり、禁煙を成功に導くためには治療を受けるのが何よりも重要だと言われています。

禁煙

禁煙のやり方とその効果についてしっかりと考えてみましょう。

禁煙はスパッと辞めた方がいいのか徐々に辞めるべきか

禁煙をするときには徐々に減らす減煙から始めるという方がいるかもしれません。

実はこのやり方はあまり賢いやり方ではないと言われています。

タバコの怖いところは一度吸い始めてしまうとその後徐々にタバコの本数が増えてしまうという性質です。

減煙をしようと思ってもどうしてもついつい本数が減らせないことがあるので、気がつくと本数が増えてしまっていたという方も多いと思います。

一度吸い始めてしまうと本数を増やしたくなってしまうものなので、必ず本数を減らすのではなく一度にスパッとやめるように心がけてみましょう。

禁煙をすることで起こる離脱症状

禁煙をしていると起こるのが離脱症状です。

離脱症状はタバコに限らず様々な中毒症で見られる症状で、中毒の原因物質が体内で不足したときに起こるイライラや感情の起伏や動悸の事を言います。

このような離脱症状が多発してくるとタバコを吸いたい衝動に負けてしまいどうしても禁煙を失敗してしまいがちです。

禁煙の失敗を繰り返すとやがて禁煙をしても失敗するという思考が身についてしまい、禁煙に乗り気になれなくなってしまう事があります。

離脱症状をよく理解し、離脱症状を緩和したり、治療を受ける事で禁煙を成功させる事ができます。

しっかりと離脱症状と向き合って治療を成功させる事が重要なのです。

離脱症状を紛らわせる方法やグッズについて

離脱症状のイライラを緩和させる方法を身につけると離脱症状の不快感を減らして上手に禁煙ができます。離脱症状のやり方を知っておきましょう。

冷水を飲む

離脱症状が出てきたときにはまず冷水を飲むのが効果的です。

離脱症状が起こったときに外部から刺激を与えるのはイライラや不快感を緩和する手段としてよく用いられています。
冷水のように口や胃を冷やす働きのあるものを摂取すると不快症状が減少するためです。

食道や胃を冷やす事で胃の動きが活発になり、体を休ませる働きのある神経が活発に活動します。
イライラした気持ちから気をそらすためにも冷水を有効活用してみましょう。

ガムを噛む

ガムを噛む事でイライラした気持ちを抑える作用があります。
ガムは嗅覚の刺激も得られるので、タバコを吸いたくなったときにガムを噛むのは古くから行われている方法です。

唾液分泌によって消化管の動きも良くなるので、食事も進むようになり、非常にメリットがある方法と言えます。

ニコチン補充を行なう

ニコチンの補充はニコチンパッチやニコチン入りガムを利用する事で行えます。
タバコを吸いたいという衝動の原因はニコチンなので、ニコチンを外部から補充する事でイライラを抑える事ができます。

ニコチン入りのガムの利用法は通常のガムとは異なっているので、医師や薬剤師の指導のもとに使う事が大切で、使い方を誤るとうまくニコチンを摂取できません。
ニコチン入りのガムやパッチを使うには医師の指導が必要になるので、必ず病院で処方してもらうように心がけてください。

電子タバコの活用には要注意

イライラを緩和する目的で電子タバコを利用する方がいます。
電子タバコは香り付きの水蒸気を吸引するもので、ニコチンを含まないものが数多く販売されています。

実は電子タバコは禁煙にはまり効果がないと言われていて、電子タバコを利用した禁煙はお勧めできません。
やがて物足りなさや不満を感じ、タバコを吸う原因にもなってしまうので電子タバコの利用は避けるようにしましょう。

どうしても禁煙が上手く行かない場合は禁煙外来へ

禁煙グッズや自分でできる対処法はどうしても効果が薄く、禁煙に失敗してしまう事があるかもしれません。
このような場合には離脱症状を緩和できるように治療を受けるのがいいかもしれません。

禁煙治療を専門に行っている外来というのはすべての病院にあるわけではなく、内科や耳鼻咽喉科や産婦人科に併設して禁煙外来を行っている場合が多く見受けられます。

禁煙治療を行うためには様々な手助けが必要な事が多く、禁煙補助医療は現在保険適応で治療ができる一般的な医療になりつつあります。

禁煙に失敗を繰り返していると経験する禁煙に対する無力感は大きな禁煙の妨げになってしまいます。
禁煙治療を成功に導くためにも禁煙に失敗してしまった方は一度禁煙外来を受診するように心がけてみましょう。

さいごに

禁煙にはさまざまなグッズが販売されたり対処法が提唱されたりしていますが、うまくいかない人が多いのが実情です。

禁煙補助医療を有効活用する事で、これまでよりも負担を少なくしながら禁煙ができるようになってきました。
禁煙補助医療を活用し、しっかりと禁煙を成功に導けるように心がけてみましょう。